銀のボンボニエール

銀のボンボニエール

今日、中京大学の階段教室で、『金平糖を守る会』の催しがありました。 その存在すら知らなかった私の初めての催しです。 この会はこの大学の中田友一教授が20年前に始めた私的な組織で、会費無しという珍しい会です。 ただ、来年春この先生が定年退官されるタイミングで、休止(停止)するので、これが最後の会の催しかも知れません。 金平糖のルーツや製造方法、そしてまつわる話を入れながら、時々ジョークを交えながら楽しい講演会でした。 写真は、前昭和天皇記念館館長の持参した、(金平糖入り)銀のボンボニエールです。 皇室の祝賀行事には必ず配られる記念品です。 この会のことを語ろうと思うと10分間くらい必要なので、またの機会に。

長い文章ですが、

16日午前の鴨川、現場から

しばらく前の新聞記事ですが、慢性白血病患者にとっては重要なものだと思うので下に載せました。 色んなタイプの分子標的薬が出てくるのですが、誰にでも(どんなタイプにも)効果があるという薬があるわけでないので厳しい。

以下、8月30日の日経夕刊から。

慢性白血病、兆候気付いて 食欲不振/リンパ節の腫れ/発疹…
2013/8/30付 ニュースソース 日本経済新聞 夕刊

 血液のがんである白血病は新薬が次々に出て、「不治の病」とは言われなくなってきた。だが、慢性白血病は症状が進まないうちは気付きにくい場合もある。血液検査などで兆候を見落とさないことが大切だ。日本血液学会は白血病などの診断ガイドラインを作成中で、今秋に公表する。医師と患者の両方にとって、よりわかりやすく納得のいく診断・治療に役立ちそうだ。

 健康診断で血液検査を受けて「白血球がやや多い」「要経過観察」などの結果が出ても大して気にとめないという人は多いだろう。慢性の白血病は「通常の健康診断で確実にかかっていると判断するのは難しい」とがん研有明病院血液腫瘍科の畠清彦部長は指摘する。「急性なら発症から1〜3週間で見つかるが、慢性だと数カ月から数年たってわかることもある」という。

■「急性」に変化も 
 
白血病は4つのタイプに分類される。骨髄性、リンパ性のそれぞれに急性と慢性がある。慢性骨髄性白血病は国内で年に約5000人が発症、個人差もあるが、数年のうちにほぼ確実に急性に転じる。見つかったら直ちに投薬などの治療が必要だ。

 慢性リンパ性白血病患者は年間数百人と米欧に比べて少なく、発症率は10万人あたり約0.5人。60代半ば〜70代半ばを中心に高齢の患者が多く、高齢化社会が進むとともにさらに増える可能性がある。病気の進行はゆっくりで、診断がついてもしばらくは薬なしで経過観察するケースも多い。

 血液検査で、どんな数値の時に慢性白血病が疑われるのだろうか。白血球の数は1マイクロ(マイクロは100万分の1)リットルあたり4000〜9000なら正常の範囲内。1万5000〜2万に増えたら発症の可能性がある。

 白血病になると血液成分のバランスが崩れ、止血の働きがある血小板が減る。1マイクロリットルあたり14万を下回ったら要注意。5万より減ると歯茎などから出血がみられるようになる。酸素を運ぶ赤血球のヘモグロビンも減り、貧血症状が出てくる。0.1リットルあたりの数が10を切るようだと少なすぎる。脈が速まり、疲れやすいなどの症状も現れる。

 細菌やウイルスから体を守ってくれる白血球が異常をきたすので感染症にかかりやすくなる。病気が進むと首やわきの下、足の付け根などのリンパ節が腫れる。食欲不振や発熱、発疹などの症状も知られる。帯状疱疹(ほうしん)だと思ったら白血病だった例もあるという。正確な診断には、血液細胞の中に変わった形のものがないかなど専門機関で詳しく調べる必要がある。遺伝子の異常も見る。

 慢性骨髄性白血病は、原因となる遺伝子が作り出すたんぱく質を狙い撃ちする分子標的薬「イマチニブ」が2001年に承認され、劇的に治療成績が上がった。がん研有明病院の畠部長によると、骨髄移植による治療が多かった1970年代終わり頃の10年生存率は数パーセントだったが、いまでは約80%だ。

 イマチニブが効きにくい患者には、第2世代の「ダサチニブ」と「ニロチニブ」が登場。これらのいずれにも耐性ができて効き目がなくなる患者に対しても第3世代の「ポナチニブ」が開発され、12年に米食品医薬品局(FDA)、今年は欧州連合(EU)当局の承認を得た。日本でも臨床試験が進行中だ。

 一方、慢性リンパ性白血病は日本では患者が少ないこともあり新薬の投入が遅れていた。従来型の抗がん剤を必要に応じて組み合わせる化学療法が一般的で、効果と副作用をてんびんにかけつつ難しい治療を迫られていた。

■新薬、相次ぎ承認

 今年に入り、異常増殖したBリンパ球表面の「CD20」たんぱく質とくっついて攻撃する新しい抗体医薬「オファツムマブ」が承認された。CD20を持つ、再発または、治療が難しいタイプの患者向け。副作用が少ない分子標的薬の一種で、09年に米国、10年には欧州で承認済みだ。

 日本血液学会は治療法の進歩を踏まえ、血液のがんが対象の「造血器腫瘍ガイドライン」を作成している。Q&A方式で治療の流れ、選択肢、根拠となる研究論文などを示す。慢性骨髄性白血病は「最初に投与するのに適した薬はどれか」「投薬をいつやめられるか」など6つ程度の問いを載せる。

 慢性リンパ性白血病は経過観察から投薬開始への切り替えの判断に関連して「どのような場合に治療するか」など、4つ程度の問いを入れる。オファツムマブは「この条件で使う」などと明記せず、最近の動きを付記する予定。「新薬への期待はあるが、研究の集積はこれからなので効果を冷静に見ていく」(ガイドライン作成委員会委員長の黒川峰夫・東京大学教授)。

 黒川教授によると、最近は患者に治療の流れを説明する際、根拠となる資料やデータを見せる場合も多い。ガイドラインがあれば「医師も患者も自信をもって治療に臨めるようになる」と期待する。分子標的薬を効果的に使うには遺伝子診断が重要になるが、どこまで保険適用の対象に含めるかなどは今後の検討課題だ。

編集委員 安藤淳

日本経済新聞夕刊2013年8月30日付]

失礼な(?)墓参り

砂利と花

今朝墓参りに出掛けました。 今日は店の営業日ですので、朝5時に出発。 稲○市と愛○市の二ヶ所の墓をはしごして、戻ってきたのが7時10分。 少し過酷な(雑な)墓参りでした。 墓の下に眠る人たちには大変失礼をいたしました。 ごめんなさい。

台風18号の被害

四条大橋より北を望む

台風18号の被害に遭った方々にはお見舞い申し上げます。 15、16日京都に滞在していた私は、15日から16日の朝までほとんど外出することできず閉じこもっていました。 16日のお昼近く、天候が回復したので四条大橋に出かけ、橋の中ほどより携帯で何枚か撮った中の1枚です。 テレビで見た時よりは少し水位も下がり、川上方向を写した写真の通り、川床の柱はすでに下まで見えるようになっていました。 流石、川床で食事する風景は皆無です。(ただし、橋のたもとの『い○もや』さんは2組ばかり客を入れたところです。) 嵐山は思ったより被害範囲が大きく回復にはしばらく時間がかかりそうです。 全国縦断して行った台風はあちらこちらに傷跡を残しました。 今年の、なんて自然災害の多さよ!

昨日の雨

すいすい走る自転車

この地も報道対象になってしまった昨日午後のスコール。 1時間に100mmの雨はやはり凄かった。 うちの周りはなんとか最悪は免れましたが、近辺では膝を越えるような水量。 一時通行不能に陥っていたようです。 外に出かけた人は大変でした。 お疲れ様でした。 写真は雨が上がって1時間くらい経ったころ、向こうを走っていく自転車を写しました。 ずいぶんひいたのですが、まだまだ水位が下がらない。 
今朝、2週間ごとの外来診察。 赤血球の数値がやや下がっていました。 貧血が少し進んだようです。 階段上りが少ししんどい。